Bluetoothのお話 その2

昨日の続きでプロファイルの話ですが、最近発売されたエクスぺリアタブレットを例にしてみましょう。

対応プロファイル 「A2DP、AVRCP、HSP、HID、SPP、OPP 」

と、書いてあります。一見すると訳のわからない略語が並んでいますが、各プロファイルについては
A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)
音声をBluetoothレシーバー（受信機）付きヘッドフォン（またはイヤホン）に伝送するためのプロファイル。ステレオでの再生となります。
AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile)
AV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイル。
HSP (Headset Profile)
Bluetooth搭載ヘッドセットと通信するためのプロファイル。モノラル音声の受信だけではなく、マイクで双方向通信する。
HID (Human Interface Device Profile）
マウスやキーボードなどの入力装置を無線化するためのプロファイル。TVゲームだとWiiリモコンもこれで動作しているようです。
SPP (Serial Port Profile)
Bluetooth機器を仮想シリアルポート化するためのプロファイル。
OPP (Object Push Profile)
名刺データの交換などを行うためのプロファイル。

ちょっと長くなりましたがつまり、エクスぺリアタブレットではBluetoothを使って、音楽などの音声を聞きつつ、リモコンで早送りなどの操作ができます、またBluetoothマウスやキーボードなどの入力装置も使えますということですね。

以前当ブログでウォークマン　ZシリーズでBluetoothキーボードを使おうとしたら、接続できなかった。
というのを書きましたが、この場合は単にウォークマン　ZシリーズはHIDプロファイルに対応していなかっただけなんですね。

Bluetoothはお互いの機器のプロファイルがあってても、実際には相性もあって繋がらなかったりして実際に接続してみないと分からない事もありますので、メーカーの薦める組み合わせ（ウェブサイトに大体ですが情報が載っています）で購入するのが一番かと思います。
相性によっては接続を毎回やり直さないといけないこともあります。

簡単に説明させていただきましたが、これからの皆様のBluetooth機器選びの参考にしていただければと思います。



いのうえでんき
北九州市若松区青葉台西1-1-14
℡　093-742-2457
E-MAIL　[e-mail]
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Bluetoothのお話 その1

いま巷で話題のBluetooth（ブルートゥース、ブルーツース）について、知っている方がほとんどだとは思いますが、簡単ながら書きたいと思います。



まずブルートゥースとは数mから数十m程度の距離の情報機器間で、電波を使い簡易な情報のやりとりを行うのに使用されます。

たとえば音楽をワイヤレスでスピーカーで聞くとなるとこういう具合ですね。


マウスだとこういった感じに・・・


要は無線で、各機器がつながるようになったり、使えたりするということです。
すごく便利ですね。でも弱点もあります。

Bluetoothは2.4GHz帯の周波数を使ってやり取りしますが、一部の無線LANは周波数帯を共用します、そのため干渉が起こり、Bluetooth使用時には、無線LANが著しく速度低下を起こすという問題が起こることもあります。電子レンジが使用中だと、電子レンジからの影響も受けます。

次にBluetoothにはその特性上、様々な機器での通信に使用される為、機器の種類ごとに策定されたプロファイル (Profile) と呼ばれるさらに細かい規格のようなものがあります。本来はわかりやすくしたつもりだったのに、これがとっても解りにくい！！！
ひとえにBluetooth対応機種であっても利用する機器の双方が、適切なプロファイルに対応している必要があり、対応していないと使えない場合があるのです。

あまり書くと長くなるので今日はこの辺にして、明日は私自身の失敗談も含めてBluetoothプロファイルなどにについて書きたいと思います。




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スタッフ　原口より